山口市の山口大学教育学部附属幼稚園とは?概要や特徴をご紹介!
幼稚園はさまざまな種類に分けられ、そのなかには大学の附属幼稚園もあります。
山口大学教育学部附属幼稚園はその一つで、国立山口大学教育学部の附属施設です。
そこで今回は、山口大学教育学部附属幼稚園の概要や特徴をご紹介します。
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山口市にある山口大学教育学部附属幼稚園の概要
山口市にある山口大学教育学部附属幼稚園は、1966年に開園しました。
系列である山口大学教育学部附属山口小学校の校舎の一部を改築したもので、小学校と同じ敷地内にあります。
教育目標には「自ら動き、感じ、楽しむ~笑顔あふれる幼稚園~」を掲げ、研究期間としてさまざまな教育を実践している幼稚園です。
通園区域が定められている
国立大学の附属幼稚園は、通園区域内に保護者と同居しているという条件があります。
令和5年度の通園区域は、以下の小学校区域に居住していることが条件でした。
宮野、大殿、白石、湯田、良城、大歳、平川、大内、大内南、小鯖、上郷、小郡、小郡南
在園中に区域外へ転居した場合、退園となります。
このように通園区域が厳しく定められているのが、私立幼稚園などとは異なる点なのでご注意ください。
●所在地:山口県山口市白石3丁目1-2
●保育時間:9時~14時(木曜は午前保育)
●休園日:毎週土曜・日曜
●アクセス方法:「白石」バス停より徒歩約7分
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山口市にある山口大学教育学部附属幼稚園の特徴
山口大学教育学部附属幼稚園は、大学附属幼稚園として教員養成・現職教員の研修の場としての役割を担っています。
そこで、山口大学教育学部附属幼稚園にはどのような特徴があるのか見ていきましょう。
山口大学教育学部附属幼稚園の保育方針
保育方針には以下を掲げています。
●常に子どもを中心に置き、健やかな成長を育み、環境による教育を大切にする
●共に育つ~子どもと親と保育者と~「いっしょに子育て」の精神で保育に向き合う
園舎は緑豊かな環境にあり、常緑樹や広葉樹、結実性のある樹木などに囲まれています。
このような恵まれた自然環境を生かして、50年以上かけて「森のようちえん構想」を進めてきました。
そのため、自然に触れ合いながら遊びや体験を積み重ねられる保育環境と言えます。
3視点カリキュラム
山口大学教育学部附属幼稚園の特徴には、3視点カリキュラムがあげられます。
●個の安定と自立
●人とのかかわり
●環境とのかかわり
子どもの育ちに着目し、日々の保育を振り返りながら一貫性のある教育をおこなっています。
また、保護者による保育参加は30年近くの歴史があり、もう一つの子育て支援として位置付けているのが特徴です。
環境の工夫
山口大学教育学部附属幼稚園では、公立学校へも展開できそうな取り組みを先進的におこなっています。
そのうちの一部を見ていきましょう。
オープンテラスキッチン
季節を通して収穫できる野菜を、保育のなかで継続的に料理できる場としてオープンテラスキッチンを設置しました。
調理は年長児がおこない、年中・年少児へふるまうことで料理を作る達成感や有用感を味わえます。
共有空間の改善
すのこのような身近にある材料を活用し、カウンターフェンスやテーブルなどを制作しました。
園内にある共有空間をより魅力的にするため、教職員がアイデアを出し合っています。
全員で検証を進めることで理解や意識を共有できるので、チームとしての保育力向上にもつながりました。
互恵性を重視した交流(幼少中一貫教育)
山口大学教育学部附属幼稚園では、幼少中一貫教育をおこなっています。
その体制を生かして、附属小学校・中学校との交流に取り組んでいます。
就学を控えた年長児は、小学1年生・2年生との交流がカリキュラムに組み込まれているのが特徴です。
そして、園行事では中学校の弦楽合奏部による演奏が披露されます。
また、中学3年生による保育参加も継続的におこなわれています。
山口大学教育学部の特色
山口大学教育学部は、学校教育教員養成課程からなる学部です。
小学校教育コース・幼児教育コース・特別支援教育コース・情報教育コース・教科教育コースの5コースで構成されています。
入学後の早い時期からさまざまな教職体験をおこなっており、山口大学教育学部附属幼稚園でも学生を受け入れています。
所属コースや取得したい教員免許状によっても異なりますが、おもに3年生で3~6週間・4年生で2~4週間が教育実習の期間です。
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山口市にある山口大学教育学部附属幼稚園の受験と進学
山口市の山口大学教育学部附属幼稚園へ入園するまでの、受験の流れを見ていきましょう。
第一次選考
第一次先行では「行動観察」と「親子面接」がおこなわれます。
行動観察
年齢相応に発達しているかを確認するため、子どもだけの行動観察をおこないます。
一般的な幼稚園受験の行動観察では、次のようなポイントがよく見られる傾向にあります。
●親子分離できている
●使ったおもちゃをきちんと片付けられる
●おもちゃをほかの子どもに貸してあげられる
●ほかの子どもに暴力を振るわない
幼稚園受験では、乳児期からの対策が欠かせません。
身近に在園児がいれば、幼稚園の情報や入試傾向を聞いてみると良いでしょう。
そして1歳~2歳(入試の1年前)では、未就園児向けの幼児教室やプレスクールなどに参加して、同年代の子どもたちと触れ合う機会を設けて社会性を養うのがおすすめです。
あえて保育園に通わせ、親子分離の環境に慣れておくのも有効な対策です。
入試の年(2歳以降)は募集要項を確認するとともに、園庭開放や説明会などに足を運んで幼稚園の雰囲気に慣れていくとよいでしょう。
親子面接
親子面接の内容は幼稚園により方針が異なります。
子どもに対する質問例には次のものがあります。
●自分の名前・年齢を言える
●幼稚園までの交通手段や誰と来たのかを言える
●あいさつできる
●好きなもの(動物など)を言える
そして保護者に対する質問例には次のものがあります。
●志望理由
●幼稚園行事などへの協力姿勢
このほか、子どもへの接し方なども面接では見られることの多いポイントです。
第二次選考(抽選)
第一次選考の合格者が定員を上回った場合、抽選による第二次先行がおこなわれます。
なお、令和5年度の募集は2年保育(4歳児)と3年保育(3歳児)でそれぞれ25名でした。
附属小学校への内部進学が可能
一定の要件を満たしていると、山口大学教育学部附属山口小学校への内部進学が可能です。
一般的な国立小学校は、入学者選抜の過程で抽選を実施しています。
そのため、学力や運動検査で高得点を獲得したとしても、抽選で不合格になる可能性があります。
しかし、山口大学教育学部附属幼稚園の園児は、一定のスキルを満たしていれば抽選なしで内部進学が可能です。
なお、令和6年度の入学児童は幼稚園からの内部進学を含めて約70名でした。
通学区域は幼稚園と同様で、徒歩もしくはバスで自力通学できることが条件です。
卒業後の進路
山口大学教育学部附属中学校は1学年約140人で、およそ半数が附属小学校からの内部進学です。
附属高校はありませんが、多くの生徒が県立山口高等学校などの進学校へ合格しています。
令和7年2月までの予定で校舎の改修工事が進められており、より快適に学べる環境が期待できます。
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まとめ
山口市にある山口大学教育学部附属幼稚園の概要をご紹介しました。
大学附属ならではの、中学校までの一貫教育を受けられる幼稚園です。
山口大学教育学部附属幼稚園への入園をご希望の方は、通園区域のある山口市で住まいを探してみてはいかがでしょうか。
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